団体旅行と言えば貸切バス

団体旅行の交通手段として、貸切バスの存在は遡る事昭和の時代から、定番中の定番として、私達が何気に目にする風景に溶け込んでいます。学校付近にハザードランプを点滅させながら、複数台がズラリと並ぶ光景は、当日が修学旅行もしくは遠足である事を、近所や通行者達に語り掛けています。あるいは観光地のパーキングにズラリと並ぶ、それぞれが個性的かつ華やかなデザインを誇り、フロントガラスに貸切の二文字を掲げるバスの群れも、その地が団体客で混雑している事実をいち早く教えてくれています。

日常の移動手段が公共交通機関、もしくはマイカー派の方々からすれば、大きなバスが道幅ギリギリを走行から交差点を曲がって消えて行く光景は、時に歓迎とは真逆の感情を抱いてしまい兼ねません。それにも関わらず全国各地で日々、数え切れぬ台数の貸切バスが団体客を乗せて東奔西走している以上、利用者の立ち位置からすれば、自身がそうした感情を抱いた経験を横に置いても利用する価値が存在していることでしょう。

先に触れた小中高生の修学旅行や遠足をイメージすると、皆さんが真っ先に抱く先入観は、騒がしいことや、大人数で邪魔なるという点でしょう。児童や生徒達には何とも申し訳無い負の感情ですが、条件反射的なイメーイが拭えず、それが的中しているのも現実です。
昨今でこそ引率する教師の指導の徹底が功を奏しているのか、在来線列車内の児童のお行儀の良さには私達大人達がむしろ反省を促されますが、100%全てがそうだとも言えません。周囲への配慮云々が声高に問われる昨今のご時世だからこそ、主催者である教育機関にとって、貸切バスの手配が見過ごせぬ選択肢です。
更に修学旅行となれば、訪問先への移動に際してはやはり、観光バスすなわち貸切バスの活用が無視出来ません。学友達だけの車内空間内で過ごす時間は、周囲の目を気にせず思い切りおしゃべりの花も咲かすことが出来ます。大人になって振り返った際の思い出のワンシーンに違いなく、貸切バスの利用無くしての確保は叶いません。

その他、旅行者主催の各種個性的な団体旅行にも、貸切バスは迷わず選択すべき移動手段として、既に周知されていると言っても過言ではありません。母校が憧れの甲子園出場を果たした際に、地元応援団一行が何台もの貸切バスを連ね、長時間を費やして球場に到着した事を伝えるアナウンサーの文言は、毎年春夏の定番の台詞です。
団体旅行、中距離移動イコール貸切バスという概念は、今日それを覆す手段が見当たりません。